『舌下免疫療法』が当院でも可能となりました。
〇スギ花粉・・・シダキュア錠
〇ダニ・・・ミティキュア錠 を処方いたします。
舌下免疫療法とは|舌の下(したのした)で行う鳥居薬品の舌下免疫療法専門サイト
舌下免疫療法とは
アレルギーの原因となるアレルゲンを少量から少しずつ体に与えることで、アレルギー反応を弱くし、症状を改善・予防する治療となります。
治療をはじめる時期
花粉の飛散時期にはアレルゲンに対する反応が過敏になっており、治療を開始するのには適していない時期です。そのため花粉の飛んでいない時期、一般的に6~12月頃(地域により異なる)から開始になります。
なお、ダニアレルギーの舌下免疫療法も、スギ花粉症と同じく花粉時期は避けるべきと考えられています。
舌下免疫療法が向いている方
・検査によりスギ花粉症またはダニアレルギー性鼻炎と診断されている
・毎年の花粉症や通年性の鼻炎症状がつらく、薬だけでは十分に抑えられない
・一時的な対処療法ではなく、数年かけて根本的な改善を目指したい
・毎日、数年間にわたって治療を継続する意思がある
治療の効果
約3年かけて行う治療です。
したがって治療してすぐに効果が感じられるとは限りません。
数か月後から2~3年後と効果を感じるタイミングは人によってそれぞれです。
スギ花粉症に対しては初年度は効果が出にくいと考えれています。
そのため、焦らず治療を継続することが重要となります。
また、7~8割の方は症状が改善されると言われていますが、一方で2~3割の方は効果が感じられないこともあります。
副作用について
起こりやすい副作用には、次のようなものがあります。
・口内炎
・舌の腫れ
・口の中の腫れやかゆみ、不快感
・唇の腫れ
・のどのかゆみや刺激感、不快感
・耳のかゆみ
また、場合によってはアナフィラキシーショックとよばれる急性の過敏反応を引き起こすおそれがあります。
・蕁麻疹
・おう吐など消化器症状
・せきや呼吸困難などの呼吸器症状
・意識混濁
これらの反応は、薬を使用した直後30分以内や治療開始後1か月程度、またアレルゲンが大量に飛散している時期などに起こる可能性があります。
多くの場合、副反応は軽度であると考えられていますが、重篤な反応が絶対に起こらないとは言い切れません。
万が一、強い症状が出た場合には、すぐに救急車を呼び、できるだけ早く医療機関で対応してもらうことが重要です。
治療を受けられない方
スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎であっても、舌下免疫療法を受けられない方がいます。
たとえば、次に該当する場合は、治療の適応外となります。
・重い気管支喘息がある方
・がんや免疫系の病気がある方
・免疫不全の病気をお持ちの方
・妊娠中の方
また、以下のような方も、治療開始前に医師へ相談しておく必要があります。
・アレルゲン免疫療法の治療でアレルギー症状を引き起こしたことがある
・気管支喘息がある
・授乳中である
・重度の心疾患や肺疾患、高血圧がある
・他のアレルゲンに対しても反応性が高い
なお、高齢の方は治療の適応外ではありませんが、治療効果が出にくい傾向があるとされています。
そのため、数年にわたる舌下免疫療法よりも、症状が出たときに薬物療法を行う方が負担が少ない場合もあります。
治療の流れ
①初診(1回目) 舌下免疫療法の説明、アレルギー検査など
②再診(2回目) 検査結果及び治療の意思確認、初回服薬
③再診(3回目) 1週間後の診察
④再診(4回目以降) お薬の継続、4週間ごとの診察
①初診(1回目)
診察にて舌下免疫療法の適応かどうか、患者様自身の治療への意思などを確認します。
その後、採血検査(特異的IgE抗体検査)を実施します。
②再診(2回目)
診察にて採血結果を確認し、舌下免疫療法の適応の有無を確認します。
陽性:クラス2以上必要
初回服薬は院内で行います。
院内でスタッフ立ち合いのもと、処方薬を舌の下に置き1分間保持します。
1分経過したら飲み込みます。その後5分間はうがいや飲食を控えてください。
副作用が起こらないか確認するため、待合室で30分間お待ちいただきます。
気分が悪い、喉のイガイガ、詰まる感じや痒みなどの症状が出た場合は、スタッフにお声がけください。
服薬後30分が経過し、問題がなければこの日の診察は終了です。
※30分間待機していただくため、診療終了時間の1時間前までには受付を済ませてください。
○初回服薬の翌日から7日目までの過ごし方
1日1回治療薬(初回量)を舌の下に置いて、1分間保持します。
1分間保持したら飲み込んでください。
服薬後5分間はうがいや飲食は控えてください。
服薬の時間は午前中が望ましいです。
服薬前後2時間程度は、激しい運動、入浴などは避けるようにしてください。
登校などで服用後すぐに走ったりすると副作用が出やすくなるのでご注意ください。
③再診(3回目)
初回服薬から1週間後に受診してください。
診察にて口の中に腫れがないか、口の中や喉、耳のかゆみ、違和感などの副作用がないか確認します。
問題がなければ、治療薬(維持量)4週間分の処方をします。
問題があった場合は院内で服薬していただき、30分経過後再度診察します。
④再診(4回目以降)
ご自宅での服薬に問題なければ、4週間おきに診察・薬の処方となります。

